サンポーニャは、ボリビアを中心としたアンデス高地で数千年に渡って演奏されてきた伝統的な管楽器のひとつです。先住民アイマラ族の言葉でシークというのが元来の名称で、サンポーニャというスペイン語の名称が広まったのは20世紀になってからとされます。ピアノやハーモニカなどの西洋楽器とは逆に、右から左へと音が上がっていくのが古来からのスタイルです。音域の高い順に、チュリ、マルタ、サンカ、トヨという4種があり、この中でマルタが最も一般的、標準的なサンポーニャとなります。サンポーニャをこれから始める方には、汎用性が高いだけでなく、音も比較的鳴らしやすいマルタのサンポーニャをお薦めします。
サンポーニャ(マルタ)